ギター初心者卒業までのロードマップ

ギター初心者卒業までのロードマップ
ギターを弾けるようになりたい
難しそうだけど、私でもギター弾ける?
なるべく楽しく、スムーズにギターを上達したい

このテキストは、そんなギター初心者の方に向けてつくりました。

・ギター持ってないけど、興味ある人
・ギターを始める準備している人
・右も左もわからない初心者さん
・ある程度、弾けるようになったけど自信がない人

丁寧に読み進めていただければ、どのように練習を進めればいいかや、何を目指して頑張ればいいかなどがイメージしやすくなるはずです。

「ギターを弾いてみたい」と、音楽に憧れを持つ方の力になれることを願っています!

当テキストは、奏弦舎の特別コンテンツ「ギターはじめの一歩」に対応しています。

はじめに

はじめに

はじめに、全体像の紹介です。

奏弦舎の特別コンテンツ「ギターはじめの一歩」は、以下の5章で構成されています。

・基礎知識編
・準備編
・実践編①
・実践編②
・卒業試験

それぞれの章の中には対応するテキストがまとめられており、リンクをクリックすることで、各テキストを確認できる仕組みになっています。

これから先は、全体像をイメージしやすいように、各章について解説していきます。

基礎知識編

基礎知識編

やみくもに練習を始めるよりも、全体像を知ったり、楽器の特性やおおまかな演奏スタイルを知ってから練習を始める方が、何倍もスムーズに上達できるようになります。

まずは、ギターという楽器についての理解を深めましょう。

「基礎知識編」で以下のテキストを読めば、ギターの理解が深まるはずです。

・ギター初心者ロードマップ(当テキスト)
・ギターについて理解しよう

また、一度に全部を理解するより、少しずつ確実に理解する方が身に付きやすいです。

時間をおいて、のんびり読み進めてみてください。

準備編

準備編

「準備編」では、実際に演奏をする前に知っておきたい事柄についてまとめています。

テキストは以下の4つです。

・ギターや道具の名前を覚える
・チューニングをできるようになる
・楽譜を理解する(TAB譜)
・楽譜を理解する(ダイアグラム編)

こうしてまとめてみると簡単なように見えますが、一つ一つのことをしっかり理解できるようになるまでには、少なからず時間がかかります。

どれも内容はシンプルなことばかりなので、焦らずに、のんびり丁寧に読み進めてみてください。

読み飛ばしてしまったり、なんとなく読み進めてしまった場合には、思わぬ所でつまずく恐れがあるので、ご注意を!

この部分はとっても大切な基礎なので、何度も復習しよう!

実践編①

実践編①

基礎的な準備が整ったら、いよいよ楽器をさわりながらの実践編です。

実践編①はスムーズな演奏をするための「下ごしらえ」のようなパートです。

以下のテキストを参考に、練習に丁寧に取り組んでみてください。

実践編①(前半)

・ギターの構え方
・左手のつかいかた(押さえ方)
・右手のつかいかた(弾き方)

ギターはピアノと違って、押してすぐに音が鳴る楽器ではありません。

「構え方から」から「音の鳴らし方」まで、丁寧に確認しておきましょう。

ギターの原理が分かって音が出せるようになったら、楽譜を見ながら演奏する練習を始めましょう。

実践編①(後半)

・楽譜通りに弾けるようになる(TAB譜)
・楽譜通りに弾けるようになる(ダイアグラム譜)

準備編で楽譜の読み方を学びましたが、理解することと実際にできるようになることは違います。

実践編①では、実際に楽譜を見ながら弾けるようになるための練習を丁寧に行ないましょう。

ここでのコツは、丁寧に進めていくことです。

各工程が多くて大変に感じたり、やることが複雑で難しく感じてしまう人がいるかもしれませんが、一つ一つ丁寧に進めていけば大丈夫です。

あせらず、よくばらず、のんびりを楽しみましょう。

ここで丁寧に練習を重ねることで、これ以降の難易度が変わってきます。基礎をしっかり育もう!

実践編②

実践編②

準備をしたあとは、いよいよ曲に取り組んでいきます。

ここまでは丁寧さを重視してきましたが、ここからは意識を切り替え、止まらずに演奏することを重視していきます。

課題曲に取り組みながら、音楽で重要なリズム感を鍛えましょう。

初心者用課題曲

・メロディー課題曲(TAB譜)
・コード課題曲(ダイアグラム譜)

実践編②では、「楽譜に合わせて止まらずに演奏を続ける練習」を行います。

ここからは、「ミスをしてもいいので止まらずに弾く」というのが重要な目標になります。

丁寧に練習をしていた人にとって、「止まらずに弾くこと」は難しい場合がありますが、この意識の切り替えがギター上達の秘訣です。

シンプルな曲で、「止まらずに演奏を続ける」感覚を養おう!

卒業試験

卒業試験

各テキストに沿って練習を続けたら、最後に卒業試験を行ってみましょう。

卒業試験は、実践編②で行った「止まらずに演奏を続けられるようになる」のチェックです。

以下の課題を通して、ご自身でチェックをしてみましょう。

初級卒業の課題

・実践編②のメロディ曲(TAB譜)
・実践編②コード曲(ダイアグラム譜)

大事なことは「できる限りゆっくり」演奏を行うということです。

難しいことをする必要はありません。

初級の卒業試験では、ギターを演奏する時の優先順位が身に付いているかをチェックします。

初級卒業のチェックポイント

・止まらずに一定のテンポで弾けるか
・ミスを気にせずに弾けているか
・楽譜やリズムに合わせて弾けているか
・右手優先で弾けるようになっているか

音楽は音色よりもリズムの方が、何倍も大切です。

初級編の卒業基準は、リズム重視の感覚が身についているかです。

ミスをしたとしても、堂々とリズムをはっきり打ち出した演奏をしていれば、音楽として成立します。

全体の60%〜70%くらい弾けていれば、ミスは許容範囲と考えましょう。

CDを聴いているとき、細かいことが分からなくても一時停止をされたらすぐに分かりますよね。音楽ってそういうことなんです。

ギターをはじめてから最初の目標にしてほしいこと

ギターを始めてから最初の目標にしてほしいこと

ギターを始めたばかりの時って、何をすればいいか全くわからない状態だと思います。

もしくは、やらなけらばいけないと思うようなことがたくさん出てきたり、分からないことや不安に思うことが次から次に湧いてくるという状態になるはずです。

そのような方のために作ったのが当テキストで、ゼロからでも「こんなことが出来るようになれば大丈夫」というようなガイドラインを設定してみました。

ここまで順を追って説明してきましたが、ギターをはじめてから最初の目標をまとめるならば、「ギターが弾ける感覚を身に付ける」という一言になります。

感覚を身に付けると、「同じレベルのことだったら、パターンが変わっても結構ラクにできる」というような状態になります。

ギターに置き換えると、「同じような難易度の曲であれば、新しい曲だったとしても結構ラクに弾ける」という現象が起きるようになります。

「そんなバカな」と思う方もいるかもしれませんが、これは本当です。

何にでも「コツ」ってありますよね。

様々な場面で「コツを掴むと、スムーズにできるようになった」ということは起こりますよね。

ギターでもスムーズに弾けるようになる「コツ」というものがあるのです。

そのコツを掴むまでの工程を、この記事にまとめてみました。

「ギターが弾ける感覚」は、適切なガイドラインに沿って練習すれば、誰でもスムーズに身に付けることができるので、ぜひ楽しみに取り組んでみてください。

さいごに

「ギターはじめの一歩」を順番に読み進めると、ギターを楽しく上達するための準備が整います。
  • 基礎知識編
  • 準備編
  • 実践編①
  • 実践編②
  • 卒業試験

丁寧に取り組めば、これだけで基礎が身に付くように設計しているので、独学でギターを上達したいという方は、ぜひ真剣に取り組んでみてくださいね!