いざギターを弾こうと思っても、「そもそもギターで、何をできるのかすら分からない」という人も多いはずです。
ギターというのは様々な演奏ができる便利な楽器である反面、やりたい演奏に合わせて必要な技術も変わる、悩ましい楽器でもあります。
ギターを始める前から「ギターでどんな演奏ができるか」や「ギターの特性」を知っておけば、練習が何倍もしやすくなります。
この記事では、ギターを始める前に知っておくと役立つ「ギターってどんな楽器?」ということをまとめました。
上達の近道になることを願っています!

ギターは何でもできる
「ギターは何でもできる楽器」と言われてピンと来る方は少ないかもしれませんが、まずこの「何でもできる」ということについて、理解していただきたいです。
ここで一つ、例を挙げます。

メロディを奏でられそうですか?
ちょっと難しそうですよね。
ドラムというのはリズムを演奏することに特化した楽器で、伴奏をするのが得意です。
なんとなく、理解できたら次の例を考えてみましょう。

リズムを生み出せそうですか?
ちょっとイメージしにくいですよね。
フルートはメロディ(主旋律)を演奏することに特化した楽器で、歌う人(ボーカル)と同じような演奏を行います。

最初にもお伝えしましたが、ギターは何でもできる楽器です。
・伴奏できる
・メロディできる
・伴奏&メロディを同時にも演奏できる
便利ですよね。
こういう風に説明すると「ギターは何でもできる楽器」ということを、理解していただけるのじゃないかと思います。
ギターと同じ、何でもできる楽器の代表格はピアノです。ピアノは一人で何でもできそうなイメージ湧きませんか?
ギターもピアノと同じように「何でもできる便利な楽器」なのです。
「ギターは、ピアノと同じように何でもできる便利な楽器」ということを知った上で、次の章へ進みましょう。
ギターは最初がちょっと難しい
ギターはピアノと同じように「何でもできる便利な楽器」と説明しましたが、最初のハードルが少し高い楽器でもあります。
・押さえただけでは音が鳴らない。(左手で弦を押さえて、右手で弦を弾く必要があります)
・四本の指しか使えない(ピアノは10本の指を幅広く使えます)
・ドレミファソラシドが分かりにくい

ギターは何でもできる楽器なのですが、上記のような理由から、同じように何でもできるピアノと比べて、工夫なしでは早い段階で壁にぶつかりやすい楽器でもあります。
「工夫なしでは」と書いた点が大きなポイントで、ギターを楽しく上達できる方法はあるのです。
次の章では「ギターを楽しく弾けるようになるコツ」を紹介していきます。

ギターを楽しく弾けるようになるコツ
最初から結論です。
ギターを楽しく弾けるようになるコツは「伴奏とメロディを別々に練習すること」です。
ギターを始めてすぐは、一人で伴奏もメロディも同時に演奏する「独奏」に取り組まず、まず伴奏は伴奏、メロディはメロディという風に、それぞれ分けて練習をしましょう。
そうすると、スムーズに楽しく上達することができますよ。

伴奏を演奏することに特化した専用楽譜、メロディを演奏することに特化した専用楽譜がそれぞれ存在するのです!
これらを活用しながら、伴奏とメロディを別々に練習し、慣れてきたら「独奏」に挑戦するという道のりでギターと向き合うと、練習を楽しみやすいです。


巷で目にするギター演奏をよくよく観察してみると、独奏よりも「伴奏」か「メロディ」に分かれて演奏していることの方が多いと気付くかもしれません。
ギターを楽しく弾けるようになるコツは「伴奏とメロディを別々に練習すること」です。
この点を意識しながら練習すると、余計なストレスを感じずに上達しやすいはずなので、ぜひ参考にしてください!
さいごに

- 基礎知識編
- 準備編
- 実践編①
- 実践編②
- 卒業試験
丁寧に取り組めば、これだけで基礎が身に付くように設計しているので、独学でギターを上達したいという方は、ぜひ真剣に取り組んでみてくださいね!

