ギターやウクレレを弾いてるとよく目にするCやEの文字。
コードやチューナーの表示で当たり前のように目にしてるけど、意味なんて考えたこともなかった、という人も多いんじゃないでしょうか?
いきなり結論から言いますが、CやEは単純にドレミを英語で表しただけもの。
音楽では、意味が分からないと嫌になりそうな単語って多いんですが、分かれば意外にシンプルなものが沢山。
今回はその中の一つ、ABCとドレミについてのお話です。
目次
C・Eは英語バージョンの「ド」と「ミ」
もうすでに結論を書いちゃったので…
今回の記事はこれで終わりでもいいんですがw
もう少し突っ込んで、色々説明してみようと思います。
シンプルなことばかりなので、安心して読み進めてくださいね~♪
ドレミファソラシドはイタリア語
まず、結構知られていないんですがドレミファソラシドって「イタリア語」なんです。
今から1000年前位に、中世イタリアで音楽の先生や牧師さんをしていた「クイード・ダレッツォ」さんが発明。
当時のドレミの歌っぽい「聖ヨハネ賛歌」という曲の歌詞が基になっています。
聖ヨハネ賛歌
Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labii reatum
Sancte Iohannes(大意)
あなたの僕(しもべ)が
声をあげて
あなたの行いの奇跡を
響かせることができるように
私たちのけがれた唇から
罪を拭い去ってください
聖ヨハネ様。
この歌詞をもとに「ドレミファソラシド」という音名が出来上がりました。
また、フランス語では「Ut,Re’,Mi,Fa,Sol,La,Si」とほとんど同じドレミなんです。
ドレミ~を英語で表すとCDE~
そして、ドレミファソラシドの英語バージョンが「CDEFGABC」
例えば、Cはド。Eはミ。Gはソ。という風になります。
なぜ始まりが「C」なの?とややこしく感じるんですが…
昔は「ラ」を中心とした「ラシドレミファソラ」という音階がメインに使われていたので「ラ」が始まりの音、つまり「A」という風になったようです。
その他の国のドレミファソラシド
日本語では「ハニホヘトイロハ」
ドイツ語では
- C(ツェー)
- D(デー)
- E(エー)
- F(エフ)
- G(ゲー)
- A(アー)
- H(ハー)
という表し方があるんです。
音名と階名について
音楽では「音名」と「階名」と言って、シチュエーションごとに「ドレミ」や「ABC」の使い方を変えたりするんですが…
まずはドレミはイタリア語、ハニホヘは日本語、CDEは英語、という覚え方が理解しやすいので、最初のうちはそれだけ覚えておけば大丈夫です。
「音名と階名」については改めて記事にしようと思ってますが、
気になる方は⇛ウィキペディアで♪
ただし、あまり慣れてない内に色々調べると頭が爆発すると思うので、先の事はスルーしておくのが上達の秘訣です。
コードやチューニングの時のドレミの考え方
では実際に、コードネームやチューニングの時に出てくる音名は、具体的に何の音名を表しているのか、という部分の説明をさせてもらいます。
コードネームの仕組みを知って納得!
コードの時のアルファベットは、コードの中の一番低い音を表しています。
コードというのは音がいくつか重なったもの。
まず一番下の(低い)音が一番大事なので、でっかくアルファベットで表すんです。
ですのでコードネームが分かれば「そのコードの一番低い音」がまず分かります。
例えば「C」コードだったら「ド」、「E」コードだったら「ミ」
それだけでも演奏をすることができます。
アルファベット横の記号でその他の音の音の重なり方が分かるんですが、そのルールはまた今度。
これでチューニングも怖くない
チューニングの時に表示されるアルファベットは、その時鳴っている音の名前を表しています。
ギターやウクレレでは弦ごとに「何の音に合わせるか」が決まっているので、チューナーに表示されるアルファベットを見ながら調整することができます。
例えば…(上の図を見ながら考えて下さい)
ギターで6弦を鳴らした時にチューナーで「F (ファ)」と表示されたら…
合わせなきゃいけない「E (ミ)」の音よりも少しだけ高い音が鳴っている。
だから、もう少し下げよう。
と考えることができるんですね♪
まとめ
今回は、音楽の時に出てくるアルファベットとドレミの関係について説明させてもらいました。
音楽は、知らないと混乱しそうになるルールもたまにあるんですが、焦らず楽しんで、少しずつ知ってることを増やしていけば大丈夫。
楽しいギターライフを願っています。
応援しています!
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