このページではギターコードの知識が全くない初心者の方でも、コードネームを見ただけでどんな曲も弾き語れるようにになるまでの具体的な方法を「最低限の楽譜の読み方~弦の押さえ方~ストローク方法」まで、順序立てて解説しています。
解説している通りに実践してもらえれば、早い人なら1ヶ月(⇛コード習得時間の目安)ほどで、人から羨ましがられるような演奏ができるようになるはずです。
また既にギターを弾いている方でも、もっと洗練させた演奏をしたり、もっと短い時間でレベルアップできるようになったり、いままで知らなかった上達のコツを知ることができるでしょう。
正解が分からない中頑張っている人に、役立ててもらえると嬉しいです。
目次
こんな事ができるようになる!
目指すレベルはこんな感じ。
この動画の中で、玉置浩二さんがしているような演奏がゴールです。「楽譜がありさえすれば、この動画のような演奏ができる」というレベルを目指します。
即興でこれだけの演奏をしようと思ったらちょっと経験が必要になるんですが、楽譜があれば、意外とカンタンに弾けるような演奏です。途中のパーカッシブな演奏も、リズムを理解すればすぐ出来るようなテクニックなんですよ♪
具体的には…
- カンタンなオープンコード
- 少しだけ厄介なFコード(バレーコード)
- ストローク(右手のピッキング)
- アルペジオ
こういう順序で練習を進めていきます。
この動画の演奏だったら「③ストローク」までを習得すれば弾けるようになりますが、「④アルペジオ」を習得すれば、さらにバリエーション豊かな演奏を出来るようになります。
「ギター弾き語り」を練習する前の準備
練習を始める前に必要な準備について解説していきます。
チューニング
チューニングとは、ギターの音程を決められた高さに合わせること。チューニングができていないと、楽譜通りに弾いても正しい音が鳴りません。
ギターは簡単に音程を変えることが出来る半面、音程がすぐ変わってしまうという特性も持っています。正しいチューニング方法と、こまめにチューニングをする習慣を身に付けておきましょう。
「チューニング方法」の解説記事を作ろうと思ってるんですが、まだできていないので参考になる記事を紹介させてもらいます
- チューナーを使ったチューニング方法⇛リットーミュージック「ギターのチューニング方法」
- 音叉を使ったチューニング方法⇛リットーミュージック「音叉を使ったチューニング方法」
ある程度チューニング方法が分かったら、「なぜチューニングって大事なの?」ということも知っておきましょう↓↓
弾き語りをする時に必要なアイテム
弾き語りをする時には最低限、以下のものがあればOKです。
・ギター
・歌詞とコードが載っている楽譜
・自分の声
中でも良い楽譜を見つけることが上達の近道なのですが、楽譜だけでなく丁寧な解説が載っている教則本というものが存在します。
自分に合った教則本と出会えると上達スピードが格段に上がるので、ぜひ揃えておくことをおすすめします。
ギター弾き語りに必要な基礎知識
それでは「弾き語り」をする時に、最低限必要な基礎知識について解説します。
必要な知識は、実際に弾きながら覚えるのが一番効果的だと思うので、最低限必要なことだけに的を絞ってお届けします!
必要最低限の楽譜の読み方
朗報!
弾き語りをするのに「おたまじゃくし(五線譜)」を理解する必要はありません。ギター専用の「ダイアグラム」「TAB譜(たぶふ)」という楽譜があるので、その読み方だけを覚えましょう。「ダイアグラム」と「TAB譜」は5分で理解できます。詳しくは以下の記事で解説しています↓↓
弾き語りをする時には「ダイアグラム」や「タブ譜」の読み方と「拍子」の意味を理解して
- コードダイアグラム
- 拍子記号
- 小節線
- 歌詞
が載っている楽譜を用意するのがベストです。
リズムがいちばん大事
ギターを始めてすぐは、コードを押さえる左手がものすごく気になると思うんですが…
弾き語りでは、右手が左手よりも1万倍大事です。
- 左手はどんな音を出すのか決める
- 右手はどんなリズムで音を出すのか決める
それぞれ上のような役割があるんですが、弾き語りをする時のギターは「豪華な音がする太鼓」というイメージがピッタリ。とにかくリズムを意識しましょう。音が上手くならなくても、リズム良くピッキングできれば音楽は成立します。そして音は後から付いてきます。
弾き語りの時はリズム命!
最初に紹介した玉置さんの動画でも、あれだけカッコよく聞こえるのはリズムに秘密があるんです。押さえているコードは結構シンプルなものばかり。リズムの操り方がバツグンにウマいから、あれだけカッコいい演奏が実現するんです。
まずはこの記事を参考にリズムについての理解を深め↓↓
次に具体的なリズム譜の読み方を理解しておきましょう↓↓
ちなみに、「②Fコード(バレーコード)」を習得するまでは右手のリズムは全て4分音符のみで統一しています。ですので詳しい音符の話はざっと読むだけでOK。拍子の概念と4分音符だけを理解しておけば充分です。
「③ストローク」の時に、改めて音符の理解を深めていきます。
初心者のための弾き語り練習法
ここからは、実際の練習方法の解説です。
その前に「コードを弾けるようになるまでにはどの位の時間が必要で、何をすればいいのか」が大まかに分かる記事を紹介しておきます。ちょっと長くなっちゃったので書き直そうと思っているんですが…ざっと読んで参考にしていただければ↓↓
↑↑紹介した記事の内容を要約すると…
- コード習得には約40時間かかる
- 毎日1.5時間練習すれば1ヶ月で達成可能
ということが分かり、練習項目としては
- カンタンなオープンコード
- 少しだけ厄介なFコード(バレーコード)
- ストローク(右手のピッキング)
- アルペジオ
がある。というのが分かると思います。以下、詳しく解説していきます。
まずはオープンコードをマスターしよう
オープンコードとは、ギターのコードの中でも簡単に押さえられる種類のコードです。
「Cコード」や「Gコード」、「Amコード」や「Emコード」が有名どころでしょうか。開放弦を利用して鳴らすコードなので、比較的シンプルな指の動かし方で弾くことができます。
ギターの弾き始めは、まずオープンコードを習得することから第一歩が始まります。練習方法はシンプル。
- コードを覚える
- コードチェンジに合わせてコードを押さえる
- とりあえず右手はシンプルに4分音符を弾く(※楽譜上にリズムの指定があっても)
たったこれだけなんですが、何をするかよりも「何を覚えるか」「どこに気をつけてやればいいか」の方が大事だと思うので解説していきます。
最初は5つのコードだけで充分
オープンコードにも種類が沢山あるんですが、よく使われるコードは数えられるほど。中でも簡単かつ便利な5つのコードがあるので、一番最初にそれを覚えましょう。これだけで1曲が弾けてしまうほど便利なコードです。以下の記事で詳しく解説しています↓↓
「G・Am・C・D・Em」5つそれぞれのコードを確認したら、コードチェンジにも挑戦しましょう。「上の記事で紹介した5つのコード」を習得できるように、5段階に分けたコード進行をまとめています↓↓
コード進行を練習する時には次の記事を参考にしてください↓↓
Fコードの壁を乗り越えよう
Fコードとはバレーコードの一種です。バレーコードとは、一つの指で複数の弦を同時に押さえるコードフォームのこと。(詳しくはコチラ⇛バレーコードとは?)
オープンコードのコードチェンジを出来るようになったら、バレーコードを含むコードチェンジにも挑戦しましょう。バレーコードの習得手順はオープンコードの時と同じです。この記事でバレーコードの押さえ方の解説をしているので参考にしてください↓↓
バレーコードを含むコード進行の例を簡単に載せておきます(※別に記事を作成予定)
- /C/F/C/F/~
- /C/F /G/C/~
- /C/Am/F/G/C/Am/Dm/G/~
- /F/Dm/B/C/~
4拍ずつのコード進行(1小節につきコード1つ)にしていますが、慣れてきたら2拍ずつでコードチェンジをしてみたり、コードを変えたりして難易度を上げてみましょう♪
ここまで弾けるようになれば、ダイアグラム付きの楽譜を見て、どんなコードもある程度弾けるようになっているはずです。まずは、全部4分音符でシンプルに弾きましょう。
次のステップでリズム(右手の動かし方)に取り組んでいきます。
「コードストローク」でリズムに磨きをかける
コードストロークとは、”コードを弾く時に複数の弦を同時にかき鳴らす動き”の事です。
ここまでは、左手を意識しやすいように右手はシンプルな4分音符のみでしたが、「③ストローク」の練習では、集中してリズムを鍛えていきます。右手の練習です。
※左手が気になり出したらストロークの練習を一旦止めて、コードチェンジの練習に戻り、左手に意識を集中して練習しましょう。的を絞って練習するのが上達のポイントです
具体的な練習に入る前に、コードストロークに必須の「オルタネイトピッキング」を習得しておきましょう。
「オルタネイトピッキング」とは、”ダウン・ピッキング”と”アップ・ピッキング”を規則正しく交互に繰り返すピッキング方法。この記事の後半で詳しく解説しているので、チェックしてください↓↓
そして4分音符以外の音符の読み方も、おさらいしておきましょう↓↓
ここまで確認すれば準備はOK。あとは弾くだけです。
「順番に弾くだけでストロークが習得できるリズムパターン集」という記事を作ろうと思ってるんですが、まだ出来ていないので参考になる記事を紹介させてもらいます
ストローク練習のコツは、オルタネイトピッキングの徹底。どんなリズムパターンでも、空ピッキングを使い、規則正しい動きをキープし続けましょう。
効果的な練習方法としては…
- リズムパターンを1つ決める
- 簡単なコード進行を設定して弾く
- リズムパターンはそのままで、コード進行の難易度を少し上げる
- 別のリズムパターンで1~3を繰り返す
- 1と4のリズムパターンを組み合わせて繰り返す(簡単なコード進行で)
- 5のリズムパターンはそのままで、コード進行の難易度を上げる
- 同じ要領で、様々なリズムパターンとコード進行に挑戦する
一つ一つのリズムパターンを確実に習得していきましょう。
そして、実際の楽譜で4分音符以外のリズムを弾く時は…
- リズム指定がある楽譜はそれに従う
- リズム指定が無い楽譜は、事前に自分で決めた一つのリズムパターンで弾く
- 自分で複数のリズムパターンを組合せたい時は、リズムだけの楽譜を作る(自分が分かるシンプルなものでOK)
こんな感じで挑戦してみてください!
文字だと分かりづらいと思うので、この辺の事を分かりやすくまとめた記事を作ろうと思っています。(※早く知りたいと言う時は、問い合わせフォームから連絡をください。急いで仕上げます)
アルペジオ
アルペジオとは分散和音と言い、コードの音を一つずつバラバラに鳴らす奏法です。
左手は通常と同じコードフォームを押さえますが、右手の動きが変わります。ストロークの代わりに、ランダムに弦を選びバラバラに弾きます。
アルペジオの記事も別途作成予定ですが、まだ出来上がっていないため参考になる記事を紹介させてもらいます。
できる人だけが知っているコード攻略のコツ
最後に、弾き語りを練習する時に役立てて欲しい記事をまとめました。参考にしてもらえると嬉しいです。
まとめ
お疲れ様でした!
以上のことを丁寧に取り組んでいけば、必ず弾き語りは出来るようになります。
集中して取り組んでいると、あっと言う間な感じだと思いますが、1日や2日で到達できる道のりではないので、焦らず地道に。自分のペースで、楽しみながら取り組んでください。
そして、分からないことや、どうしても出来ない事は、必ず時間が解決してくれます。頑張っても出来ないことは置いておいて、どんどん進んでいくのも上達の秘訣です。不真面目さも大切に♪
最後に、僕自身もブログを練習中で、説明不足や分かりにくい所があったかもしれません。
ギターや音楽に関する疑問は、問い合わせフォームから連絡をいただければ可能な限りお応えするので、気軽に連絡してください。また、記事も定期的に書き直したり、投稿もどんどん増やしていく予定なので、これからもラブギターブログに遊びに来てください!
よろしくお願いします♪
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