せっかく頑張って色んなコードを弾けるようになったのに…
また難しいコードが出てきた!もう嫌だ!
と「Fコード」に悩まされているあなたに向けて記事を書きました。
安心してください。
今まで頑張って「C」や「G」を練習してきたあなたなら「F」の壁なんてすぐに乗り越えられます。
しかも「F」を弾けるようなればもう押さえられないコードはないという程、コードに必要な技術は身につくんです。
あと、もう少し。
今まで練習してきた事を活かしながら、この記事で紹介するコツを掴んで練習をすれば、スグに弾けるようになりますよ。
もうちょっとだけファイトです♪
目次
まずはバレーコードについて解説
「Fコード」が難しいと言うよりも、正確には「バレーコード」と言われるコードフォームが難しいんです。
まずは「バレーコード」について解説させてもらいます。
バレーコードってなに?
「バレーコード」のバレーとは、1本の指で複数の弦を押さえるという意味。特に人差し指で一度に5~6本の弦を同時に押さえるコードが「バレーコード」と呼ばれます。
この記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください↓
「バレーコード」の代表的なものは「F」の他に「B」が有名です。
Fコードを攻略することで弾けるようになるコード一覧
ギターで「バレーコード」として使われる事が多いコードの一覧を載せておきます。
F系 | F、Fm、F7、Fm7、Fmaj7 |
B系 | B、Bm、B7、Bm7、Bmaj7 |
その他 | #や♭系のコード |
「バレーコード」は種類が違っても押さえ方が似ているものが多く、人差し指で一度に6本の弦を押さえれるようになると、弾けるコードの幅がぐっと広がります。
例えば、「F」を押さえれるように慣れば「Fm、F7、Fm7、Fmaj7」はカンタンに押さえられるようになり、
「B」を押さえれるように慣れば「Bm、B7、Bm7、Bmaj7」はカンタンに押さえられるようになる、という風に。
そして「バレーコード」は横にずらすだけで様々なコードに変化させることができ、例えば「F」を横にずらすだけで「C」「C#/D♭」「D」「D#/Eと♭」「E」「F#/G♭」「G」「G#/A♭」「A」「A#/B♭」「B」と変化するんです。
- 「Fm」を横にずらすだけで「Cm」「C#m/D♭m」~
- 「F7」を横にずらすだけで「C7」「C#7/D♭7」~
- 「Bmaj7」を横にずらすだけで「Cmaj7」「C#maj7/D♭maj7」~
この様に、他のコードもカンタンに応用が出来ます。
「F」を攻略して弾けるようになるだけで弾けるようになるコードが爆発的に増えるので、頑張って取り組みましょう!
Fコードの押さえ方!たった5つのコツ
実際に「F」や「バレーコード」の押さえ方のコツを解説していきます。
5つのポイントに的を絞って紹介するので、一つ一つ丁寧にチェックしてみてください。一つ一つ意識していけば必ず弾けるようになるはずです。
押さえる場所
まずは人差し指の弦を押さえる位置を確認しましょう。
「F」や「バレーコード」で多くの弦を一度に押さえる時は、写真で示しているように「指の親指側の側面」を使います。
指の表面をペタッと付けずに、親指側に傾けて硬い部分を使いましょう。
※「B」の場合は薬指で3本の弦を一度にあるんですが、その時のみ、第一関節をしっかり伸ばしきり、指の表面を指板にしっかり付けるように押さえます。
親指の位置と肘の位置
バレーコードを押さえる時は、指の握力ではなくテコの原理で弦を押さえます。
- 親指が支点
- 肘側が力点
- 人差し指~小指が作用点
という風に。
バレーコードを押さえる時は…
人差し指~小指でコードフォームを作った後、力が伝わりやすい親指の位置を決め、適切に力が伝わるように肘の角度を微調整しながら動かす、というイメージです。
親指と肘の位置や角度で、指板側への力の伝わり方はかなり変わります。
それぞれの指にバランス良く力が伝わるように、親指の位置を決め、肘を少しずつ動かしながら力の伝わり具合を確認しましょう。
上の写真のように、基本的には肘を外側に。
下の写真のように、肘を内に傾けると力が逃げてしまいやすくなります。
コードフォームについてはこの記事でも解説しているので、もっと知りたい時はチェックしてみてください↓
- ギターの音がなる原理
- 指を置く場所
- 親指の詳しい位置
について解説しています。
力の入れ方
バレーコードを押さえる時は握り込むようなイメージではなく、指の根元に力を入れ、ハサミ込むようなイメージで力を入れましょう。
指先や手の甲に力を入れるフォームでも握力で何とか音を鳴らすこともできるんですが、効率が悪く、長時間押さえることが出来ません。
コードフォームを作ったら、指の根元に力を入れて指の形を固定してしまう感じです。
- コードフォームを作る
- 指の根元に力を入れ型を固定する
- 肘を動かしテコの原理で弦を押さえる
こんなイメージでバレーコードを押さえると、スムーズに音が鳴り出すはずです。
音を鳴らすまでの効果的な練習手順
基本的には「C」や「G」などの「オープンコード」と同じ手順。
- コードフォームを確認(細かい指の位置などチェックする)
- コードフォームを覚える(いくつかのコードを切り替えながらだと覚えやすい)
- コードチェンジで指の形を追いつかせる
- コードチェンジで低音弦だけでも鳴らす
- 70%の精度でコードチェンジ
このステップにそって練習すれば、確実に音が鳴り出します。
細かいチェックポイントは「オープンコード」の時と変わらないので、詳しくはこの記事を参考にしてください↓
また、どのくらいの時間練習すればいいのかについて解説した記事も作っているので、モチベーションを保ったり、練習計画をたてる時の参考にチェックしてみてください↓
ギターの種類や状態によって鳴り方は大きく変わる
僕が「F」を練習していた頃
「アコギではいくらやっても音が鳴らなかったのに、エレキに持ち替えた途端、完璧に音が鳴った」
という経験があります。
ギターによって押さえやすさと鳴りやすさはかなり変わるので、頭に入れておいてください。
あとはギターの状態も重要です。
- 弦高が高い
- ネックが反っている
- 弦の状態が悪い
- 弦が太い
このような時も「バレーコード」など難しいコードを鳴らせない事はあるはずです。
対策としてはこんな感じ。
- 弾きやすそうなギターを弾いてみて違いがあるか調べる
- ギターを変える
- ギターをリペアショップに調整に出す
- 少々音が鳴らなくても気にせず、とりあえず弾く
4番の「気にせずとりあえず弾く」はけっこう有効w
「出来なくても先に進み、気がついたら出来るようになっていた」という事は多々あるので、今の状態を変えようがない時は気にせず前へ進みましょう。大丈夫です。
あと、調整に出す時は楽器店か専門のリペアショップへ。
ギターを弾きやすいように調整してほしいと伝えれば、予算の範囲内で色々提案してくれるはずです。
「弦高調整」「ネック反りの修復」
が一般的な対処方法かと思います。
予算は\10,000前後から\20,000ほど。
まとめ
バレーコードを押さえる時は
- 押さえる指の部位
- 親指と肘の角度と位置
- 力の入れ方
に気をつけながら、効果的な手順で練習!
ギターの状態によっても鳴らしやすさは変わる事も頭に入れつつ、
ある程度(50~70%くらいでOK)鳴るようになってきたら、どんどん先に進むことも重要です!
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