ギターの構え方!初心者でもコードが弾きやすくなる11のポイント

ギターの構え方一つで弾きやすくなったり、構え方を変えるだけで弾けなかったものが弾けるようになる事って結構あります。

間違った構え方をして、いらない苦労をしていませんか?

この記事では、ギターを始めてコードに挑戦している初心者の方を対象に、ギターの基本的な構え方と構え方を作る時の注意点などを解説させてもらいます。

実体験や数々のプロプレイヤー、多くの本を根拠にした内容を紹介するので、初心者だけじゃなく、我流でやっている人にも参考になる点があるかもしれません。

役に立ててもらえると嬉しいです!

ギターを構える時に注意すること

まずは実際の構え方に入る前に、ギターを構える時、どういうことに気をつけながらフォームを作ればいいのかについて、構え方の根っこの考え方を紹介させてもらいます。

手を傷めないように

構え方 傷めない

一番大事なのは、これにつきます。ギタリストというのは腱鞘炎になりやすく、一度腱鞘炎になってしまうとその後も手を痛める確率が上がってしまいます。

ギターを弾くのと腱鞘炎って、切っても切り離せない事なのかもしれませんが…

最初は力が入りやすいので痛めやすいんですが、弾けるようになってくると今度はギターを弾く時間が長くなり手を痛めやすくなります。

ギターを構える時に気をつけるのは、手を傷めないフォームになっているか。まずはこの点を一番に考えましょう。

手を動かしやすいように

構え方 動かしやすい

手を傷めない構え方と同じくらい大切なのが、手を動かしやすい構え方になっているのかどうか。これは、すぐに想像できた人もいるかもしれません。

ギターを弾く時に動かす関節は数えられないくらいあり、ギターの構え方と各関節の可動範囲は密接に関係しています。

肘の位置を1cm動かすだけで、コードが押さえられなくなる事もあるほど。

ほんの少しのポイントで弾きやすさは大きく変わるものなので、手を傷めない構え方かどうかの次は、手を動かしやすい構え方になっているかを考えましょう。

疲れないように

構え方 疲れないように

ギターの上達には、長い時間が必要不可欠です。ある程度弾けるようになると、熱中して気がついたら2~3時間経っていたという事も良くあります。

疲れは、練習のモチベーションにも関わります。

疲れない姿勢、エネルギー効率の良い姿勢というのは確実に存在するので、長時間弾いていても疲れない構え方ができているかどうかにも心を配りましょう。

また、最近の科学的な実験で、集中力に一番効果的なのは「姿勢を正す」というデータも出ています。正しい構え方をして、集中力も手に入れましょう。

カッコいいかどうか

構え方 カッコいい

これ、結構モチベーションに関係してきますw

僕は、ある程度弾けるようになって人前で演奏を披露した時、ダサいフォームに気が付き、愕然としたことがあります。それからしばらくは練習どころではありませんでしたw

実用的なポイントをクリアした後は、カッコよさにも気を配るといいと思います!

基本的な構え方のポイント

以上のポイントを考えながら、0から自分でフォームを検証していくのは少し大変かもしれないので、基本的なポイントを解説していきます。

どれも、上の3点を踏まえた構え方です。

体とギターは平行

構え方 体と並行

上の図は横から見た時を表したものですが、ギターと体は平行になるように構えましょう。フレットボードとサウンドホールが上を向いてしまわないように。

コードを押さえる時は、どうしても手元を見たくなってギターを上向きに傾けてしまいやすいんですが、そうしてしまうと左手がかなり動かしにくくなってしまいます。

ギターは身体と平行に、自分の前方に向けてしっかり立てましょう。なお、3~5度くらいだったら傾けてもOK。あとは身体を真っ直ぐにしつつ、少し首を傾けてフレットボードを確認しましょう。

あと、別の面から見たギターの角度なんですが、

構え方 身体と平行

↑このように、ヘッドが前方に突き出すような構えになってOKです。(右利きのスタイルだったら)右手で斜めにライフルを撃つような構えで持つと弾きやすいです。

ギターの高さ

ギターの高さは、なるべく高めに設定した方が左手が弾きやすいです。しかし、あまり高くしすぎると右手が動かしづらくなるのでバランスを見て。

目安は座った時に膝の上にギターを乗せた高さです。

しかし、色々なギタリストを見ると分かると思いますが、ギターの高さはプレイヤーによって千差万別。自分の好きなスタイルに合わせて設定しましょう。

ちなみに、パンクやロックでギターを下げて弾いているのは見た目重視。カッコいいんですが、あれはあまり弾きやすい構え方ではありません。

弾きやすさ重視で言うと、高いテクニックが要求されるクラシックやジャズギタリストの構え方が参考になります。

ヘッド側を若干上げる

構え方 ヘッド上げる

ヘッド側を上にあげて、斜めに構えると左手がとても動かしやすくなります。

右手は下の位置、左手は上の位置と、それぞれが動かしやすいバランスの良い配置になるので、弾きやすさを追求する時はヘッドを上げましょう。

座って弾く時のポイント

構え方 座って弾く

座って弾く時のポイントについて、解説していきます。

あぐらや正座でも弾けないことは無いんですが…適度な高さのイスに座って弾くのが理想です。イスを選ぶ時は、長時間座ってもお尻が痛くならない柔らかいものを選びましょう。

痔になりますw

背筋を伸ばす

これは重要です。背筋を伸ばし、おしりにある仙骨を立てましょう。

背筋が伸びてないと疲れる上に、肩、首、腰を痛めやすくなります。仙骨を立てると集中力がアップした、という実験データもあります。

また、背筋を伸ばして弾くことで、立った時と同じ様な姿勢を保つこともできます。背筋を伸ばしても、左右に傾いたりしないように。背筋を伸ばしつつ若干の前傾や後傾はする事がありますが、一番いいのはやはりまっすぐの姿勢です。

足の高さ

座った時にギターを右膝に乗せるんですが、イスが高いとギターが低くなって弾きにくいことがあります。その時は足を置く高さを変えてギターの高さを調整します。

ベストは専用の足台を使うことですが、ギターケースに足を置いたり、イスで足をかける所を見つけたりして調整しましょう。

足は組んでもOK

足の高さでギターの位置を調整する時、足を組む時もあります。厳密に言うと、姿勢が悪くなったり疲れやすくなったり、ベストではないんですが…

足を組んで弾くスタイルって、ギタリストにとって一つのスタイルになっちゃってるんですよね…ほとんどのプロも足組んで弾くし。

ただ、確実に疲れやすい姿勢ではあるので、本番の時はともかく、練習の時は足を組まないクセを付けておいた方が絶対にいいと思います!

立って弾く時のポイント

構え方 立って弾く

最後に、立って弾く時のポイントを解説していきます。

ギターを始めてコードを弾く段階では、立って弾くことってなかなかないかもしれませんが、人前で演奏する時のためにも、たまに練習してみましょう。

ちなみに、弾きはじめてホントに最初の最初の時は、座って集中して練習をした方がいいです。立って弾くのは余裕が出てきてからで。

ストラップの長さ

立って弾く時の最大のポイントはここ。どの高さに設定するかです。

パンクギタリストとロックギタリストの中には、地面に付くんじゃないかって位下げて弾く人もいますが…基本は、座った時と同じくらいの高さに設定しましょう。

ストラップの長さは、ジャズギタリストの高さが参考になると思います。ジャズを弾く時は高いテクニックが必要なので、弾きやすさを押さえつつ、かなりカッコイイ人も多いのでカッコよさの面でも参考になると思います。

座って弾く人多いけどw

あとは、ストラップが外れないように装着の仕方を注意することと、長時間かけていても疲れないストラップを選ぶようにしましょう。

ヘッドが落ちる時は

立って弾く時に、ギターの重みでヘッドが落ちてしまう時があります。

そういう時は左手でネックを支えつつ弾くんですが、ストラップの長さを調整したり、それでも落ちてしまう時は、ストラップの材質を滑りにくいものに変更しましょう。

まとめ

ギターを構える時は

  • 手を傷めないように
  • 手を動かしやすいように
  • 疲れないように

この3つを押さえつつ、カッコよさも追求しながら色々研究してみましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

ギターが大好きです。諦めずにギターを続けたら、夢がいっぱい叶いました。頑張っている人へエールを送れるようなブログにしたいです。ギターに関する質問は「問い合わせフォーム」より送ってもらえれば必ずお返事します。また来てね。