簡単！ギター初心者がコードを弾く時の楽譜の見方【基本の基本】

ギターで弾き語りをしたい！

ギターでコードを弾きたい！

でも、どうすればいいか何も分からない。

楽譜の読み方も全く検討がつかない！

という、あなたに向けて記事を作りました。楽譜に関して全く知識が無くてもOK。順に読み進めて最後まで読んでもらえれば、あとは弾くだけ。

レッツゴー！

ギターでコードを弾くための楽譜の見方

ギターとピアノでは、見る楽譜が違うって知っていますか？

と言うより、ギターでも楽譜の見方は色々あるんですが…

ギターのコード演奏時には、ギターコード専用の楽譜を見ながら演奏するのが一番かんたんで、一般的。

まずは、ギターでコードを弾く時の、楽譜の見方を覚えましょう！

ギター用の楽譜

ギターでは、ピアノのように五線譜を見ながら弾く方法もあるんですが、ギターで五線譜を見ながら弾くのって結構難しいんです。

でも、安心して下さい。

五線譜に比べて超カンタンな、ギター専用楽譜っていうのがあるんです。

クラシックギターの世界では五線譜を見ながら弾くのが一般的なんですが…ポピュラーギター(ロックやポップスを弾くスタイル)でギターを弾く時は、ギター専用楽譜を見ながら弾くのが一般的。

まずは、

ギター界には、超カンタンなギター専用楽譜がある。

ということだけ覚えておいて下さい♪

ギターでコードを弾く時専用の楽譜の見方があるので、今から説明させてもらいます。

左手の押さえ方を確認する

ギターでコードを弾く時は「左手でどこを押さえるか・どの弦を鳴らすか」を確認しなければいけません。

メロディを弾く時は単音を一つずつ順番に押さえてピロピロ弾くのが基本ですが、コードを弾く時は複数の弦を一度に押さえてジャランと鳴らすのが基本です。

複数の弦を押さえる場所がひと目で分かるように、コードを弾く時はまず

• コードダイアグラム

という「絵のような楽譜を見て、左手の押さえる場所と鳴らす弦の数を確認する」と覚えておいて下さい。

右手の弾き方を決める

コードダイアグラムを見て左手の押さえ方と鳴らす弦を確認した後、右手の弾き方を決めるんですが…

ぶっちゃげ、コードを弾く時は右手の弾き方は自由。リズム(タイムとフィール)が合ってさえすれば、ある程度どのように弾いてもOK。

だからコード楽譜には、右手の弾き方が指定されてない(載っていない)事も良くあるんです。その時は、リズムの枠からはみ出さないように右手の弾き方を決めて、自分で弾かなければいけません。

コードを弾く時の右手は、リズムに合わせて自由に弾いてOK。

と、覚えておいて下さい。

右手の弾き方を指定してあることもあるんですが、その時でもリズムに合わせていれば自由に弾いてOK。というか、右手はリズムの枠の範囲内で自由に(自分で決めて)弾けるようになっていた方がいいので…

コードを弾く時の右手はリズムに合わせて自由に弾いてOK

と、覚えておいてください。

完全初心者がギターでコードを弾くために必要な楽譜

それでは、楽譜について具体的な説明をしていきます。

楽譜によってはここで紹介する項目が載っていないものもありますが、簡単に弾くためにも、初めてギターでコードを弾く時は、必ず以下の項目が載っている楽譜を用意しましょう。

コードダイアグラムが載っている楽譜

先ほども説明しましたが、ギターコードはまず「左手の押さえる場所」「鳴らす弦の数」を決めなければいけません。(６本の弦を全部鳴らすことが多いんですが、低音源を鳴らさない事もあります)

「押さえる場所」「鳴らす弦」を指定することをまとめて「コードフォーム」と呼ぶことにします。

ギターコードが弾ける人は、楽譜上に載っている「C」「F」「G」「Am」「Em7」といった記号(コードネームと言います)を見たら「コードフォーム」が分かる(＝コードを覚えている)んですが、最初は無理。

慣れるまでは

• コードネーム(アルファベットだけで鳴らす音を表す記号)
• コードフォーム(図で、鳴らす音を表す記号)

両方が載っている楽譜を必ず選びましょう。

「コードネーム」「コードフォーム」この２つを合わせたものを「コードダイアグラム」と呼びます。

↓コードダイアグラム

ギター初心者は、必ずコードダイアグラムが載っている楽譜を手に入れましょう。

コードダイアグラム付きの楽譜さえあれば、とりあえず「コード」は鳴らせるようになります。

拍子記号と小節が書かれている楽譜

右手の弾き方のところで

• 右手はリズムに合わせて自由に弾く

と説明しましたが「リズムに合わせて」という所が重要です。

リズムでも種類は色々あるんですが、リズムの一番大きな枠「拍子」というものが超重要。

コードを弾く時は、必ず拍子を意識してください。

拍子とは、４拍子とか３拍子とか言うアレです。シンプルなやつ。

「４拍子は４つ数えながら進む」「３拍子は３つ数えながら進む」それだけの理解で十分なので「拍子が大事」という事を必ず覚えていて下さい。超超超重要です。

「この拍子で演奏しましょう」と、拍子を表す記号のことを、「拍子記号」といいます。

拍子記号にはもう一つルールがあるんですが、今の時点では分からなくてもOK。単純に、拍子記号を見た時に表紙が分かればOKです。

ちなみに拍子はここの数字。ここが４だったら４拍子。

ここが３だったら３拍子

そして、４拍子の時はこんな記号で表すこともあります。

この「C」のような記号を見たら４拍子、という事も覚えておいて下さい。(この記号はインペルフェクティオという名前なんですが、覚えなくていいっすｗ)

ギターでコードを弾く時は、まずここまでの理解で十分です。

ちなみに、日本で普通に生活している人が普段耳にする音楽は「４拍子と３拍子の曲が97％以上」だと思います。

４拍子だったら、４拍を１区切りとして「１，２，３，４」「１，２，３，４」というリズムで曲が流れていくんですが、

１区切りの範囲を「小節」小節を分けている線を「小節線」と呼びます。

この小節の区切りがあれば、コードチェンジのタイミングがハッキリ分かるので、リズムのとり方で迷うことがありません。

必ず小節の区切りがある楽譜を選びましょう。

こういうやつです↓

ギターでコードを弾くための楽譜の読み方【重要度順】

それでは実際の楽譜の読み方について、説明をしていきます。

重要な順に紹介するので、一つずつ確実に理解しましょう♪

コードダイアグラムの読み方

以上のポイントを踏まえて、この「C」のダイアグラムを見ると

を、同時に鳴らすという事が分かります。

慣れてきたらコードネームのみを見て、コードフォームを作れるようになりますが、それまではダイアグラム付きの楽譜で練習しましょう。

これですね↓

拍子記号の見方

拍子記号については先ほど説明した通り。

難しいことは考えず、４拍子か３拍子かだけを確認。

４拍子だったら１小節につき４回の音を鳴らしながら、楽譜を進めていきましょう。テンポは一定、止めずに、です。

ちなみにこの楽譜だったら…

「C」を２回、「G」を２回、「F」を４回鳴らす、という意味です。

テンポ(速さ)は自由に決めてOK。ビックリするくらい遅くてもいいです。というか、可能な限り遅いテンポで。

そして、「一定のテンポで止めずに」が大事です。

タブ譜

ギター専用楽譜にはコードダイアグラムの他に、タブ譜という楽譜も存在します。

こんな感じ。

タブ譜は一見難しそうに見えるんですが、原理はダイアグラム譜とほとんど同じなので安心して下さい。

ルールを説明します。

文字にするとルールが多く見えますが、超シンプルなので焦らず理解して下さい。超簡単です。

↑数字で表すと最初の内はゴチャゴチャ見えるんですが、すぐ慣れます。ちなみに上の楽譜の一番左は↓のダイアグラムと同じ意味です。

その次のふたつ、数字が書いて無く飾りだけの所は「同じ押さえ方でそのまま弾く」ということです。リズム通りに２回弾きます(リズム譜の読み方は次に説明します)

その次の０や２と続く所は、１本ずつ弾きましょう、という意味です。

下の「H」という記号は「ハンマリング・オン」という技なんですが、今は気にせずOK 。コードを弾く時はタブ譜の基本的な読み方さえ知っておけば、とりあえず不自由しません。

リズム譜

タブ譜の所で少し触れた、上の飾りの部分がリズムを表します。

※一番上の「∩」と「V」はピッキングを指定する記号。今は関係ないのでスルーします。

リズム譜の説明をしようと思ったらスペースが足りなくなるので…今は上の飾りでリズム(音をどの位伸ばすか)を表している、ということだけを覚えておいて下さい。

ちなみに上のリズムは８分音符、下のリズムは４分音符といいます。

とりあえず、初めてコードを弾く時はまず「４拍子」か「３拍子」かだけを考えるだけでOK！まずはシンプルなリズムで、スムーズにコードチェンジすることだけを目標にしておきましょう。

まとめ

超基本中の基本の部分だけですが、最低限これだけ知っていればコードを鳴らせるようになるはずです。

が最重要で、「タブ譜」と「リズム譜」のことも頭の片隅に。

基本を知ったら行動あるのみ。どんどん弾いてみましょう♪