ギターを始めると、外出時のギターを持っていない時にも指が疼いてくることってないですか?w
そんなあなたに朗報です!
今回の記事は、どこでもできるギタリストのための左指のトレーニング集。ギターが無くても普段のプレイに役立つ指の運動をピックアップして解説していきます。
今回は左指に焦点を絞り、ギターに必要な指の能力も合わせて紹介させてもらいます。地味だけどジワジワと効果が出てくるトレーニングで、さらなる上達をしちゃいましょう!
目次
ギタープレイに必要な左指の能力
まずは、ギターを弾くのに必要な左指の能力について紹介させてもらいます。
基本的に、コードを弾く時も、ギターソロ(メロディ)やソロ・ギター(独奏)を弾く時も必要になってくる能力は同じです。
日頃から、各項目を意識しながらトレーニングに取り組むと効果UP。それぞれ解説していきます!
各指の独立
ギターを弾く時は人差し指から小指まで、それぞれの指を独立させ自由自在に動かせるようになる事が重要です。
なるべくどんなフォームでも、どんな状況でも、動かしたいと思った指を自由に動かせられるように訓練をしておきましょう。
最初は思うように動かないんですが、
- 筋力の増加
- 柔軟性
- 神経の発達
によって徐々に動くようになってきます。
これは一度に一気に引き上げられるようなものではなく、少しずつ発達していくもの。日々のトレーニングで地道に鍛えていきましょう。
指の筋力と俊敏性
ギターを上手く鳴らすには、押さえる場所やフォームが重要になってくるんですが、最低限の筋力も必要です。
※押さえる場所やフォームについてはコチラをご覧ください⇛押さえ方のコツ
力ずくで押さえる訳じゃありませんが、指の筋力が付くことで持久力が得られたり、繊細な動きが出来るようになったりします。
また、コードチェンジの時には素早く指の形を切り替えられる「俊敏性」も必要不可欠。
これも、日々のトレーニングで少しずつ鍛えていきましょう。
指から腕全体の柔軟性
ギターを弾くにあたって、柔軟性は特に大事な項目です。
僕は以前、NYでジャコ・パストリアスと長年一緒に演奏していた「高内春彦」さんという有名なジャズギタリストの方からレッスンを受けたんですが…
「肩と肘、親指を柔らかくね。ジャコがあんなにすごいプレイをできてたのは、肩から親指がすごく柔らかかったからだよ。柔らかさはホントに大事だよ」
と教えてもらった経験があります。
左手に限らず、ギターを弾く時は柔軟性とリラックスを大事にしましょう。
日々のストレッチが重要になってきます。
ギタリストのための左指トレーニング4選
それでは、具体的なトレーニング方法を紹介していきます。
なるべく分かりやすくお伝え出来るよう努力しますが、分かりにくい箇所があれば「問い合わせフォーム」から気軽にご連絡ください。修正しつつ、質問にもお応えさせていただきます。
薬指 or 小指で買い物袋を持つ
ギタリストたるもの、買い物袋は左手の薬指か小指で持ちましょうw
これ、ギタリストあるあるなんじゃないかなw
さらに、引っ掛けた指をクイクイと上下に動かすのもGOODです。指の筋力と独立性を鍛えることができます。
同じようなトレーニングとして
- 窓やふすまを開ける時は小指と薬指で
- ドアのレバーを開ける時も小指と薬指で
- 何かしら取っ手付きの荷物を持つ時も小指か薬指で
このような応用を思いつくことが出来ますw
フザケてるようなんですがこれが結構いいトレーニングになって、意識してみると日常の色んな場面で実践することができるんです。
本当に動かしやすくなりますよ♪
ただし、ずっと同じ形で力を入れていると筋肉が固くなり動かしにくくなるので、動かしたり、負荷をかけていない時にはこまめに動かすクセを付けましょう。
絶叫必至!指の股裂き
指の間を広げやすくするトレーニングです。ギターのネックを指で挟み徐々に下におろしていくと、いい感じに指が広がりますw
怪我をしない程度に広げましょう。
トレーニングというよりもストレッチですね。ギターが無い時は、右手で左指の間を広げるのも有りです。これもフザケてるようなんですが、効果は出てくると思います。
良く「手が小さいからギターを弾けないんじゃないか」という意見を聞くことがあるんですが、手の大きさよりも、指の開きや柔軟性の方が大事なんです。
指の使い方や角度によって、2フレット分くらいは差が出たりするので。
そして、横の開きも大事なんですが下の写真のように…
縦にも開けるように伸ばしておきましょう。
ギターを弾く時は、縦と横の開きのコンビネーションで幅広い位置をカバーしたり、様々なフォームを作り出すことが出来るので。
あ、やりすぎると痛めちゃうんで、適度にお願いしますw
薬指タンタン♪
薬指は5本指の中でも一番動きが悪く
「死に指」
と呼ばれることもある程。
このトレーニングでは、その動きにくい薬指を徹底的に鍛えます。
- 机の上など平らな場所に5本指の先端を全てつける
- 他の4本は下の面に付けたまま、薬指のみを上下に動かす
動きは超シンプル。たったこれだけです。他の指が浮いてしまわない範囲で薬指をできるだけ大きく動かしましょう。
キツすぎたら、最初は全ての指の関節を伸ばした状態で。それに慣れてきたら、関節をしっかりと曲げてから挑戦しましょう。
これはかなり、かなり効果がありますよ!
地味ながら難しい「指歩き」
最後に紹介するのは今回紹介したトレーニングの中で、一番複雑な動きかもしれません。といっても結構シンプルなんですが…w
人差し指から小指を使った、各指を独立して動かすトレーニングです。
- 平らな場所に、人差し指から小指を立てて置く
- 人差し指と薬指を前に出し、中指と小指は第2関節を曲げ後ろに下げる(上の写真)
- 前に出している人差し指と薬指を面に付けたまま、中指と小指を前に出し、人差し指と薬指は曲げた状態にする(下の写真)
- 2と3を交互に繰り返し、指で歩くような動きを続ける。※前に出している方の指は浮かさない。
- それに慣れてきたら、逆バージョン。曲げている方の指を浮かさずに、後ろ向きに歩くような動きを続ける。
動きに慣れるまではかなり難しいかもしれませんが、
慣れてきても結構難しいですw
しかし、この動きを繰り返すことは、それぞれの指を同時に思い通りに動かすトレーニングになり、指の動かしやすさがかなり変わってくると思います。
このトレーニングの動きを逆から見てみると分かるんですが、ギターでコードを弾く時の動きと似ているんです。
騙されたと思って続けてみてください。
毎日10分続ければ、1週間後には効果を実感できるようになるはずですよ♪
まとめ
今回は左手に焦点を絞りトレーニングを紹介させてもらいました。
ギターを弾く時には
- 各指の独立
- 指の筋力と俊敏性
- 腕全体の柔らかさ
が大事になってきます。意識しながら取り組んでみてください。
あまりストイックになりすぎずに、ギターを弾いてる合間の、息抜きや気分転換も兼ねて取り組むと楽しくできるはずです。
ギターは、色々な事の組み合わせで少しずつ上達していき、気付いた時にはかなり弾けるようになっているものです。
焦らず、楽しみながら進んでくださいね♪
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