長年ギターを弾いてると、手の大きさをうらやましがられたり「手が小さいからギターが弾けない」という話を聞くことが結構多いです。
ですが断言します。ギターは手が小さくても弾けます。大丈夫です。なんとでもなります。
この記事は「手が小さいからギターに向いてないかも」「手が小さかったらギターを弾けないかも」と悩みを抱えているあなたに向けて作りました。
「ホッとした」「手が小さくても大丈夫」「手が小さい自分でもギターをバリバリ弾けるようになるかも!」と思ってもらえるような話をたくさん紹介します!
ギター歴20年(内プロ歴10年)の中で勉強したり、教えてもらったり、体験したりしたことを全力でお届けするので役立ててもらえると嬉しいです。
目次
手が小さいとギターが弾けない?
まずは、手が小さくて悩んでいるギタリストがヤフー知恵袋に投稿していた質問や疑問をいくつか紹介させてもらいます。
始めた頃って分からないことだらけで色んな不安がありますよね。でも、同じような悩みを持っている人はけっこう多いんです。
色んな悩みを見ていて思ったのが・・手が小さくて悩んでいるのは初心者ギタリストのみだったということ。そしてその悩みを整理してみると、以下のような感じでした。
・コードが弾けない
・ギターが弾きづらい
・出来ないことが多い
でも、この悩みって手の大きさに関係なく、ギターを始めた頃はみんな抱えている悩みなんです。
分からないこと、出来ないことが多い初心者の内って、色んな不安が押し寄せます。そしてそういう時は、まず自分の欠点に目が行きます。
でも安心して下さい。
僕はギター歴20年、元大手音楽教室ギター講師歴もあるのですが・・
今までに1年以上マジメに練習したギタリストから「手が小さくてどうしても弾けないからギターを諦めた」という話を聞いたことがありません。
手の大きさを気にせず、練習と工夫を続けましょう。
必ず弾けるようになるので。
とは言え、色んな不安や疑問はカンタンには無くならないと思うので、スッキリするような根拠と例を色々紹介していきますね!
手が小さくてもギターは弾ける【断言します】
「手が小さいからギター弾けないかも」という不安を無くすには、実際に「手が小さくてもギターを弾きこなしているギタリスト」を知ってしまうのが一番。
手がちっちゃくてもギターが弾けてる人、いっぱい紹介しちゃいます。
手のひらが15cmしかないプロギタリスト
以前、このラブギターブログでも紹介した「ヤマハ音楽教室のYUKIE先生」は手のひらサイズが15cmしかないそうですが、プロとして活動されています。
しかも、コードよりもメロディよりも指使いが難しい「ソロ・ギター」の名手。
手の小ささ、関係無さそうです!
村治佳織さんも渡辺香津美さんも手が小さいらしい
- クラシックギタリスト「村治佳織さん」
- ジャズギタリスト「渡辺香津美さん」
も、手が小さいらしいです。
村治さんに至っては、3歳の頃からギターを弾いていたそうで「その時の手の小ささってどんなだよ!」と思っちゃいましたw
3歳にとっては、例え子供用のギターでも大きそうだし…
ちなみに、このお二方の演奏は初心者から超上級者まで学べることが無限にあるので、定期的に聴くと人生が変わるはずです。
手が小さい方が参考にしやすい動画はコチラ
アマゾンミュージック(unlimited)でも聴き放題の曲が沢山あったので、お気に入りのアルバムを探すといいかもしれません。個人的に、アマゾンミュージックはギタリストにとって必須サービスだと思うのでおすすめです。
他にも、手が小さいと言われているギタリストを紹介しておくので参考にしてください。
- ジョー・サトリアーニ (Joe Satriani)
- ランディ・ローズ (Randy Rhoads)
- マイケル・ロメオ (Michael Romeo)
- 寺内サトシさん
- 山岸潤史さん
手が小さいギタリストの動画を見て、悩みを吹きとばせ!
最後に、手が小さくてもギターが弾けている人たちの動画を紹介しておきます。
もうここまで見たら「手が小さいから弾けない」とは言えなくなりますよねw
ちなみに一番下の女の子の動画の3分頃から、たまたま音は上手く鳴ってませんが、手のひら全体を上手く使えている綺麗な「ストレッチフォーム」を見ることが出来ます。
要チェックです。
手が小さくてもギターを弾く方法【これで解決】
手が小さくてもギターは弾けますが、
「ギターを弾くのに手の小ささは関係ない」
という訳ではありません。
手が小さいなら、その小さい手で「どういう風に弾くか」を工夫する事が大切なんです。手が小さい人に有効な解決策を簡単に紹介させてもらいます。
自分に合ったギターを選ぶ&調整をする
自分の手の小ささに合わせたギターを選びましょう。
ポイントは
・ネックの幅
・ネックの厚さ
・ネックの形
・フレット間の幅
・弦高(12フレット付近の弦とフレットの頂点の距離)
・弦の太さ(太いとテンション強くなりがち&押さえづらくなる)
・弦のテンション(張り具合。強いほど押さえる力が沢山必要)
・ネックの反り具合(順反りすぎたら弦高が高くなる)
などです。
全てを「細く」「狭く」「弱く」してしまうと、逆に弾きにくくなる事もあるのでバランスを見極めながら。
実際に楽器屋さんに行き、音は鳴らさなくてもいいので、何本も弾き心地・握り心地を試してみましょう。
そして、赤字以外の部分はギターを買った後もリペアショップで調整可能。意外と知られていませんが、ギターって買った後に色々調整すること、結構多いんです。
ある程度納得してギターを買った後は、信頼できるリペアショップを見つけて引きやすく調整してもらうとGOODです。
自分のフォームを作る【一番重要】
そして最後になってしまったのですが、手の小ささに1番有効なのは
「フォーム」
これにつきます。柔よく剛を制しましょう。
・親指の位置と角度
・肘の位置
・弦を押さえる指の角度
・弦を押さえる指の部位
を変えることで、無限の可能性が生まれます。
以前、ジャコ・パストリアス(伝説の超絶ベーシスト)と音楽仲間だったNY在住の有名なジャズギタリストの方に1時間1万円のレッスンを受けたのですが、1番最初にフォームの重要性を説かれました。
「ジャコパスはいつも、周りのミュージシャン達にフォームの重要性を言って回っていたよ」「ギターは力じゃなくテコの原理で押さえるものだから、肘と親指を柔らかくね」と10年前に教えてもらった事を、僕は今でも意識しています。
写真の撮り方が下手で申し訳ないのですが…
どんなに頑張っても薬指が3フレットまでしか届かなくても↓
親指の位置やフォームを変えてあげれば…
↑2フレットも先の5フレットまで、ラクラク届くようになります(同じ薬指です)
フォームって本当に大事なんです。
僕は、比較的指が長めでギター歴20年。
それでも、手の大きな外国人プレーヤーができるフォームが出来なかったりしますが(親指で6弦を押さえる、握り込みスタイルができません)、自分なりにフォームを工夫して、プロギタリストとしてやっていけてます。
自分の手の大きさや、やりたい音楽のスタイルに合わせて工夫して、自分なりのフォームを見つけましょう。
最後に、他の方の記事ですが、この2つの記事も参考になったので紹介しておきます。
まとめ
それでもまだ「手が小さくて不安」と思う時は、この女の子ギタリストの動画を見て気合を入れて下さい。
やればできるんじゃ!
そして「分かった!じゃあどう練習しよう」と思った時には、以下の記事を参考にしてみてください。必ず上達できる方法が見つかることをお約束します。
[…] 「ギターは手が小さいと弾けない」という悩みを5分で吹き飛ばす記事 […]