僕は以前、
「努力をすれば何でも出来るようになる」
「努力が大事」
「努力をしておけば大丈夫」
と思い込み、ガムシャラに行動しては消耗し、
行動に対して思った程の結果が出ないジレンマに陥っていました。
ギターで食べていくと決意し、本気で修行を始めて5~6年はそんな感じ…
音楽の勉強と並行して
- 自己マネジメント
- 目標達成
- 脳科学
- 心理学
についても勉強もしていたんですが…
色々な事を学ぶにつれ、「ガムシャラな努力」は間違えどころか、少し危険だということに気付きました。
努力は大事なんですが「どういう風に努力をするか」そっちの方が大事。
今回の記事では、このことについて、色々紹介させてもらいます。
過去の僕がコレを読んで、もっと効率良くギターを上達できるように、という想いを込めて書いてみました。
ギターを頑張っているあなたにとって、少しでも参考になれば嬉しいです!
目次
間違った努力には要注意!
努力や行動をしていると、充実感を感じて安心できるんですが、それと本来の目的に近づいているかは全く別の話。
まずはそんな話からさせてもらいます。
ギターをする時に「弾くことが楽しい」「練習をしているだけで十分」という人には余計な話かもしれませんが…
- もっと上達をしたい
- 自由なプレイをできるようになりたい
と思っている人には、ぜひ一度読んでもらいたいです。
東に行きたくても西に全力疾走したらゴールは遠ざかる
ギターの速弾きの練習を例にすると…
早いフレーズを弾く時には
- 脱力
- リラックスしたフォーム
- リズム感
などが大事なんですが、何も考えずに「とにかく速く弾こう」として
- 力み(りきみ)
- メチャクチャなフォーム
- デタラメなリズム
が身に付いてしまう事はよくありがち。
根拠は僕自身の体験から
まあ、上の例は僕自身の話なんですが…w
他にも…
ギターでは、規則正しい「オルタネイトピッキング」というのがものすごく大事なんですが、「とにかく弾くことが大事」と、デタラメなピッキングを身に付けてしまったり…
基本のコードストロークを身につける前に、テクニカルなオブリガードに挑戦し、変なピッキングの癖を身に付けてしまったり…
ジャズを弾く時も、盲目的にスケール一発の弾き方を続け、コードトーンを意識したフレージングに手こずったり…
書いていて恥ずかしいんですが、間違った努力は平気で自分を裏切りますw
まぁ裏切るも何も、そもそも根本的に間違っているだけなんですが…
努力は無駄にはならないが、遠回りにはなる事はある
結果的に、間違った努力は他で役立つ学びを得れたりするんですが、本来辿り着きたかった場所へは、遠回りになってしまう事がほとんど。
色々調べていく中で
もし、はしごをかけ違えていれば、一段ずつ昇るごとに間違った場所に早く辿り着くだけである。
こんな話で「なるほどなぁ」と思ったり、
「間違った努力の危険性」は、色々な経営の本やビジネス書でも、当たり前のように話されている事でした。
ガムシャラな努力では無く、
「どういう風に努力をするか」
が本当に大事なんですね。
「裏切らない努力」をするために
では実際に、
「間違った努力をしないため、どういう風に行動すればいいか」
というお話をさせてもらいます。
全て、僕が様々な本から学び実際に試してみて効果があったもの、今でも実践している事なので、ある程度の効果は保証できると思います。
目標を明確にする
目標を明確に・具体的にすることは、ものすごく効果的です。
例えば…
速弾きを出来るようになる。という目標を立てるだけじゃなく
- 〇〇の曲のギターソロを音源に合わせて弾けるようになる
- 〇〇のギターソロをメトロノームに合わせBPM100で弾けるようになる
- BPM160の16分音符をオルタネイトピッキングで弾けるようになる
や、他にも
コード弾きを出来るようになる、だけではなく
- 〇〇の曲に出てくるコードを弾けるようになる
- どんなコードでも、リズムは正確に弾けるクセを身につける
- 決まったコード進行とリズムで、強弱を付けた演奏を出来るようになる
など。
目標を具体的にする時は、あまり欲張りすぎず、余計なことは思い切って省いてしまうことも重要です。
目標を明確にすることの重要性や方法論は、この本がかなり参考になると思います⇛思考は現実化する
自分の現状を把握する
しかし、「目標を明確にする」という作業は結構難しいかもしれません。
そんな時に役に立つのが、自分の現状把握。
目標設定と現状把握はセット、というくらい大事な考え方です。
自分は今何ができて、何ができないのか。
今、自分が持っている
- 能力
- 時間
- 環境
- 道具
などをじっくり把握する。
そうすることによって、自分に合った目標を思い描くことができ、「無駄な努力」を最小限に抑える事ができるはずです。
必要な情報を集める
自分の現状を把握し、目標を明確にする作業の中で必要な情報があれば、徹底的に調べます。
自分の頭で課題と向き合い、納得できる情報を探しましょう。
そうして得た情報は、強力な武器になります。
また、
- 思い込み
- 憶測
- 鵜呑みにした人の意見
などに頼ることは非常に危険。
間違った努力の元になりやすいです。
ラクな作業ではないですが、自分にとって有効な情報を、納得できるまで十分に調べましょう。
行動の目的を明確にする
実際に練習を始めた後は、
一つ一つの練習の目的を明確にする事。
これも、とても大事です。
- なぜその練習をするのか
- なぜテンポで弾くのか
- なぜフレーズを弾くのか
常に自分の行動を見つめ直し、
その都度、行動の目的を明確にして練習を続けましょう。
自分の練習の目的を明確にすることは、大きなモチベーションアップにもなるはずです。
また、その都度、行動の目的を確認するクセを付けることで、自分にとって大事な目標も見失いにくくなります。
正しい努力は必須
「間違った努力」は避けなければいけませんが、
ギター上達のためには「正しい努力」は必要不可欠。
自分が疲れてしまわない程度に、コツコツと時間をかけて、努力を積み重ねましょう。
何でもそうだと思いますが、ギター上達も時間がかかるもの。
しかし、時間をかけて取り組めば、
「自分にはとても無理」
と思っていたプレイも、必ず出来るようになります。
ぜひ楽しんで、「正しい努力」を積み重ねてください!
さいごに
ギター上達につながる「正しい努力」のためには
- 目標の明確化
- 自分の現状把握
- 情報収集
- 行動の目的の明確化
が大切。
ぜひ取り入れてみてくださいね!
また、「間違った努力は危険」と言いましたが…
あくまでも
- 回り道になったり、
- その時自分が意図していた結果が出ない、
というだけ。
その時に望んでいなかった結果は手に入らなくても、そこで得た経験は必ずどこかで役に立ちます。
なんだかんだ言っても結局、
「諦めずに続ける」ことが一番だいじ。
僕がそうだったんで断言します。
ギター歴20年のうち、10年以上は訳が分からず、コンプレックスの塊でした。
ギターは一生続けることができる、素晴らしいものなので、諦めずに続けてくださいね!
途中でどれだけ休んでも大丈夫。
応援しています!
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