ギターと向き合っていたら「才能」という言葉が、頭をよぎることはありませんか?
確かに、人は向き不向きや、それぞれ得意不得意はあるんですが…
長い目で見た時に、素晴らしいギタリストになるのに才能なんて関係ありません。
断言します。
才能よりも大事なことは、強い信念と継続。
強い信念を持って、失敗をたくさんしながら学んで、その都度自分を変えて継続をすれば、誰でもすごい場所にたどり着ける。
今回の記事はそんな話です。
すべての人が「自分は天才」だと、気付けますように。
目次
まずは自分の失敗談から
僕はギターが大好きなんですが、自分にはギターの才能が無いと勝手に決めつけ、一度ギターを辞めてしまいました。
高校を卒業する時に、ギターで生きていく道を我慢して、美容師になったんです。
でも、その4年後、ギターの事を諦めきれず、音楽の道へ。
それから10年、ちゃんとギターを続けれていますが、4年間の空白期間は今でも、もったいなかったと後悔しています。
自分は「ギターの才能無い」と感じていた
学生の頃、「自分はギターの才能が無い」と思い込んでいた理由をいくつか紹介させてもらうと…
- 実力不足が原因で、友人同士のバンドをクビになった
- 全然、速弾きができなかった。(BPM120の16分音符で精一杯)
- 周りのすごい活躍をしている人と自分を、いつも比べていた
- 周りの大人に「ギターで食っていくなんておまえには無理」と言われていた
- 演奏を聴かせると、よく苦笑いされたり「向いてないね」と言われたりした
こんな感じの事を理由に、
大した試行錯誤や勉強、練習や努力もせずに、自分を諦めていました。
続けてたら「すごい才能だね」と言われるようになった話
思う所があり「やっぱりギターで生きていきたい」と決めてからは、「才能」や「可能性」よりも「自分の欲求」を優先しようと覚悟を決めて、
「才能がないかもしれない自分でも成功する方法はあるはず。一生かけてその方法を探そう」
と、あの手この手でギターの腕を磨きました。
色々やってみて、今でも自分に「才能があるかどうか」は分からないし、悔しいことの連続ですが…
- 10年前は、天才にしかムリと思ってた様な演奏をできるようになったり
- 自分が憧れていた演奏の多くは弾けるようになったり
- 想像もできなかったようなギタリストとして嬉しい体験を沢山したり
- いろいろな人から「ギターを聴かせて」と言われたり
- プロミュージシャンから「一緒に演奏したい」と言われたり
- 演奏でお金をもらえるようになったり
- ギターを教えることでお金をもらえるようになったり
続けるだけで、こんな事を体験できるようになりました。
あの時、諦めていたままだったら、絶対にここまで成長はできていなかったと思います。
あと、人からはよく「すごい才能だね」と、言われるようにもなったんですが…才能って、あやふやな言葉ですよね!
「才能無い」なんてマジで思い込みだと分かる話
以上は僕の体験談ですが、
実際に「才能」という言葉がいかにあやふやで「才能が無い」は無駄な考え方だということが分かる話を紹介させてもらいます。
「才能なんて関係無い」と思える面白い話
以前、読んだ本の中で紹介されていた話ですが…
有名な心理学者がある高校へ講演に来ました。
その心理学者は講演後、学校の教師へこっそりとアドバイスをします。
特定の生徒を指定して「あの子達は、すごい才能を持っているから、よく見ておくように」と。
すると数カ月後、驚くことに、心理学者に選ばれていた生徒たちの成績が、急激に上がり始めたのです。
驚いた教師が、心理学者へなぜ分かったのか理由をたずねると…
指定された生徒はランダム。何の根拠もなかったと言うのです。
つまり「才能がある」はウソ。
心理学者は「信念が結果を生む」事を実証するために、実験をしたんですね。
結果は今言ったように大成功。
教師の意識が変わることで、その生徒たちの潜在意識を引き出せた、という素晴らしいデータが生まれたというのです。
才能なんて、よく分からないものだな、という面白い話ですよねw
「しなやかマインドセット」がマジで大事
他にも、様々な事例で「才能は関係無い」ということが証明されているんですが、「才能より」も「考え方」が大事という事が多くの研究者の間で言われています。
スタンフォード大学の心理学教授、キャロル・S・ドゥエック博士の著書「マインドセット「やればできる」の研究」という本の中では、
「人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことが出来る」という事例が数多く紹介され、成功の秘訣は
失敗から多くを学び、自分を変え、成長を続ける「しなやかマインドセット」
だという事が、繰り返し説かれています。
また、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話というベストセラーを生み出した、坪田信貴先生の著書「才能の正体」でも、
「才能よりも考え方や行動」の大切さが説かれていたり、豊富な実証データが紹介されていて、勇気をもらえます。
さいごに
これは、信じにくいかもしれませんが、本当の話。
僕は今まで、沢山の人にギターを教えさせてもらう機会がありましたが…
その人と1~2時間話すだけで、どのくらいのスピードで上達するのか、かなりの精度で分かるようになりました。
この理由はカンタン。
その人の言動や行動から、ある程度、頭の中や信念が分かるからです。
本当に「才能よりも、考え方や信念が大事」だという事を、身を持って知りました。
ついつい「才能が…」と思ってしまう人は
自分の考え方を変えてみたり、しなやかマインドセットに自分を変えてみてはいかがでしょうか?
信じるか信じないかはあなた次第。
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